SACD 輸入盤

交響曲第3番、第4番 ケント・ナガノ&ハンブルク州立フィル

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIS2374
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ケント・ナガノ&ハンブルク州立フィル、
任期最終年にリリースする待望のブラームス交響曲


ブラームスに所縁の深いハンブルク州立フィルの首席指揮者を2015年から務め、日本公演でも彼の交響曲を披露していたケント・ナガノが任期満了を前に遂に2つの交響曲を発表。2024年にはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のブラームス協会からブラームス賞を贈られるなど、現地での高い評価の割に録音が著しく少なかったコンビだけに期待のリリースです。
 ナガノの音楽作りは磨き上げたバランスとサウンドの滑らかな美しさが持ち味。これが当楽団ならではの陰影の濃い音色や、オーケストラ全体を絶妙にブレンドした録音と相俟って、仄暗い中にも官能性を感じさせるような個性的な響きでこの2曲を彩っています。第3番は39分近くをかけた重厚で緻密な解釈で、ドラマティックな両端楽章や流麗な旋律で有名な第3楽章もさることながら、様々な楽器が明滅しつつ旋律を名残惜し気に歌い継いでゆく第2楽章も非常に印象的。4つの楽章を通じて魅力の詰まった演奏です。第4番は2006年にベルリン・ドイツ響(DSO)と録音したものがあり、各楽章の演奏時間はほぼ同じですが、比べると第1楽章冒頭からかなり印象が異なります。さらさらと良く流れるDSO盤に対し、当盤では極小音量で逡巡するかのように始まった後も、細かい単位でテンポを動かして彫琢を重ねて行き、その音楽作りが全曲を貫いています。大げさな表情付けはありませんが、緻密に仕上げられ、聴くほどに味わい深い演奏。ブックレットに寄せられたハンブルク州立フィルの広報担当者の言葉によれば、この細かなテンポの動きも楽団の伝統の一つとのこと。ワーグナーの『指環』をピリオド楽器オーケストラで演奏するなど歴史的演奏習慣の研究にも意欲的なナガノだけに、ブラームス作品の演奏史も研究したはずですが、そうした緻密な研究を踏まえた上で、現在のハンブルク州立フィルでしかなしえないものが結実した録音となっています。
 2015年からハンブルク州立フィルの首席指揮者を務めてきたケント・ナガノは、就任から10年の節目となる2025年秋での退任を決めています。楽団は退任の2年も前に名誉指揮者の称号(カール・ベーム、ヴォルフガング・サヴァリッシュに次ぐ史上3人目)を贈る異例の対応をとりました。先にリリースされたブラームスのドイツ・レクィエムと合わせ、このコンビの成果の一端を紹介する貴重なリリースです。
 SACDハイブリッド・ディスクでのリリース。サラウンド再生では一層豊かな臨場感が味わえます。(輸入元情報)

【収録情報】
ブラームス:
1. 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
2. 交響曲第4番ホ短調 Op.98

 ハンブルク州立フィルハーモニー管弦楽団
 ケント・ナガノ
(指揮)

 録音時期:2023年4月(1)、2019年1月(2)
 録音場所:エルプフィルハーモニー・ハンブルク、大ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

 収録時間:81分
 BIS ecopak


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人物・団体紹介

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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