カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ/ブラームス&コンテンポラリーズ 第2集
2025年04月02日 (水) 13:45 - HMV&BOOKS online - クラシック

ブラームス&コンテンポラリーズ 第2集
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、トム・ポスターとエレーナ・ユリオステによって2017年に結成され、知られざるレパートリーの紹介と興味深いプログラミングによって高い評価を確立してきたアンサンブルです。この『ブラームス&コンテンポラリーズ』は、ブラームスのピアノ四重奏曲と、同時代のあまり知られていない作曲家の作品を並べるという意欲的なプログラム。ル・ボーの作品を紹介した第1集に続くこの第2集では、ルイーズ・エリット=ヴィアルドのピアノ四重奏曲を取り上げています。
ルイーズ・エリット=ヴィアルド[1841-1918]は、フランスの歌手、ピアニスト、作曲家。パリでポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとルイ・ヴィアルドの長女として生まれました。幼い頃から音楽に親しみ歌手として活躍した後は、クララ・シューマンの協力を得て、フランクフルトのホッホ音楽院で声楽教師として活躍、作曲家としても300曲以上の作品を残しており、このピアノ四重奏曲は1883年に出版されています。『Im Sommer(夏に)』と題された本作は4つの楽章それぞれに標題が付けられたストーリー性のある作品です。
一方、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番は、1855年に最初のスケッチが作られるも彼自身が仕上がりに満足せず、20年以上の歳月を経て1875年に完成されました。クララ・シューマンとの関係が指摘されることもある暗い情念を帯びた美しい作品です。(輸入元情報)
【収録情報】
● エリット=ヴィアルド:ピアノ四重奏曲第1番イ長調 Op.9『夏に』(1883)
1. 森の朝
2. ハエと蝶
3. 蒸し暑さ
4. 樫の木の下の夕べ
● ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 Op.60(1855-75)
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ
エレーナ・ユリオステ(ヴァイオリン)
ロザリンド・ヴェントゥリス(ヴィオラ)
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
トム・ポスター(ピアノ)
録音時期:2024年5月2-4日
録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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