ニーヴ・トリオ／ピアノ三重奏版ドビュッシー：『海』、他

海〜フランスのピアノ三重奏曲

アメリカ、ロシア、日本の奏者によって2010年に創設された、ゲール語で「明るく」「晴れやかな」といった意味の名前を持つ「ニーヴ・トリオ」。
　この最新アルバムは19世紀末から20世紀初頭のフランス作品に焦点を当てたもので、作曲から完成までに5年以上を要したサン＝サーンス[1835-1921]の『ピアノ三重奏曲第2番』、規模こそ小さいものの、ロマン主義と印象主義の世界を橋渡しするようなメル・ボニス[1858-1937]の『夕暮れと朝』に続き、アルバムの後半にはサリー・ビーミッシュ[1956-]によるドビュッシー[1862-1918]の『海』の編曲版が収録されています。ビーミッシュはこの交響的な作品をピアノ三重奏に編曲するにあたりドビュッシーらしい色彩感とテクスチュアを重視。その結果、この有名曲を新鮮な響きで楽しめる編曲が生まれました。（輸入元情報）

【収録情報】
● サン＝サーンス：ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.92（1892）
● ボニス：夕暮れと朝 Op.76（1907）
● ドビュッシー：海（1903-05）〜ビーミッシュ編、ピアノ三重奏版（2013 rev.2015）

　ニーヴ・トリオ
　　アンナ・ウィリアムズ（ヴァイオリン）
　　ミハイル・ヴェセロフ（チェロ）
　　エリ・ナカムラ（ピアノ）

　録音時期：2024年7月23-25日
　録音場所：イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル）