柴田俊幸、アンソニー・ロマニウク/バッハとその息子たちによるフルート・ソナタ集
2025年05月22日 (木) 18:59 - HMV&BOOKS online - クラシック

柴田俊幸&アンソニー・ロマニウク、
彼らならではのエッセンスが効いたバッハ第2弾!
フラウト・トラヴェルソ奏者の柴田俊幸と鍵盤奏者アンソニー・ロマニウク。ピリオド奏法に根差した解釈を土台としながらオリジナルやインプロヴィゼーションを交えたバッハのソナタ集が大きな話題となった2人が、今回はバッハとその息子たちの作品で彼ららしい刺激的な演奏を聴かせます。
「私たちの新しいアルバムのコンセプトは、”過去と現在の音楽の隔たりを橋渡しすること”、そして伝統と革新を無理なく融合させたアール・ヌーヴォーの精神を体現することにあります。」(柴田)、「アーティスト写真の印象もあってか、”破天荒なことをしている2人”と見られることが多いのですが、実のところ我々は、非常に保守的なアプローチを重んじるベルギーのアンサンブルで長年研鑽を積んできた音楽家です。そのうえで、ごくささやかに、自分たちの感性を “ふりかけ” として音楽にかけてみる、ただそれだけのことなのです。」(ロマニウク)という彼らの言葉通り、オリジナルの前奏を付すなど個性的な解釈でありながらも、その実際は作曲家と演奏家の垣根が明確ではなかった時代の習慣に倣ったもの。ヴィルヘルム・ケンプ編曲の『シチリアーノ』ではその右手のメロディをトラヴェルソが受け持ったり、ラウテンヴェルクのための組曲 BWV.997にもトラヴェルソが加わり書き下ろしのドゥーブル(変奏)も披露するといった具合です。
ジャズやロックを経験した現代を生きる自分たちの新しい感性を生かしながらも、音楽進行に違和感無く作品の持ち味を十二分に引き出した、素晴らしいパフォーマンスを楽しむことが出来ます。(輸入元情報)
【収録情報】
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ[1714-1788]:
1. フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 H.564, WQ.133『ハンブルガー・ソナタ』
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ[1710-1784]:
2. フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 FK.52
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ[1685-1750]:
3. フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV.1031〜シチリアーノ(ケンプ編)
4. フルートと通奏低音のためのソナタ イ長調 BWV.1032
I. Vivace(アンソニー・ロマニウク補筆完成)
II. Largo e Dolce
III. Allegro
5. フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV.1033 〜Andante - Presto
アンソニー・ロマニウク:
6. 前奏曲
J.S.バッハ:
7. 組曲 ハ長調 BWV.997
I. 前奏曲
II. フーガ
III. サラバンド
IV. ジグ - ドゥーブル - ドゥーブルII『ラ・ビザール(風変わり)』 - エピローグ
柴田俊幸(フラウト・トラヴェルソ)
アンソニー・ロマニウク(チェンバロ:2,4、フォルテピアノ:1,3,5-7)
ピッチ…a’=402Hz
録音時期:2024年5月8-10日
録音場所:群馬県、高崎芸術劇場
録音方式:ステレオ(デジタル)
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