(Chamber Orch)scheherazade: Menezes / Ensemble K

シモーネ・メネセスが描く、新しいシェエラザードの物語

新しい編曲の室内管弦楽版による『シェエラザード』。弦五部、ピアノ、フルート＆ピッコロ、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、打楽器の全パートが各1名というミニマムな編成となっています（ヴァンサン・ポーレ[1962-]の協力による室内管弦楽編曲）。これにより原曲の大管弦楽の響きとは異なり、全体に親密さの増したきめの細かい音楽を楽しむことが出来ます。
　さらにディスク1には、「千夜一夜物語」をはじめ古代の恋愛詩などから自由に構成された台本による語り（英語）も収録。王に毎夜物語を語り続けたとされるシェエラザード姫と、傍らで物語の盛り立て役を演じたとされる妹のディナールザードの対話の形を取っており、台本の作成にも関わった音楽監督のシモーネ・メネセスによれば、登場人物の2人を通して、人類全体にとって自由な未来の展望を拓く結末になっているということです。ブックレットにはこの英語の台本と、仏語、独語の訳も掲載。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
● リムスキー＝コルサコフ／ポーレ編：『シェエラザード』室内管弦楽版（音楽物語）
　台本: サイモン・スカーディフィールド、リン・サーファティー、シモーネ・メネセス

　シェエラザード…ゴルシフテ・ファラハニ（語り）
　ディナールザード…クリスティン・ウィンターズ（語り）

Disc2
● リムスキー＝コルサコフ／ポーレ編：『シェエラザード』室内管弦楽版（音楽のみ）

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　アンサンブル K
　シモーネ・メネセス（音楽監督、指揮）

　録音時期：2023年11月
　録音場所：パリ、サル・コロンヌ
　録音方式：ステレオ（デジタル）